今年のJMCA Conference 2023 は各界でご活躍中の4名のゲスト講演者をお迎えし、一夜限りの特別プログラムをお届けします。
ここでしか味わえない、晩秋の贅沢なひと時を心ゆくまでお楽しみください。
2023年10月吉日
インターリハ株式会社
ゼロシーセブン株式会社
株式会社テラバイト
株式会社フォーアシスト
Guest Speakers - ゲスト講演者
渡邊航平 様
Dr. Kohei Watanabe
中京大学大学院 スポーツ科学研究科 教授
G1. 大腿直筋のEMGあれこれ
大腿直筋は筋の中にもう1つの筋を有するような特殊な構造をしている。高密度表面筋電図法を用いて筋内における筋電図分布を詳細に調べた我々の研究結果を基に、大腿直筋の活動を正確に評価するための新しい電極貼付位置を提案する。
講演者のプロフィール平田一郎 様
Dr. Ichiro Hirata
兵庫県立工業技術センター 生産技術部 上席研究員
G2. 自転車の乗車姿勢解析 ~身体に適合した自転車フレームのデザイン~
個人の身体特性をもとに、身体に適合させたカスタムメイドの自転車フレームをデザインするための取り組みについて紹介します。この研究プロジェクトでは、自転車の乗車姿勢からペダルやサドルに加わる力情報などをもとに形状のトポロジー最適化を行い、砂型3Dプリンタによりフレームを一体成型して作成することを目指しています。
講演者のプロフィール木村聡貴 様
Dr. Toshitaka Kimura
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
柏野多様脳特別研究室 スポーツ脳科学プロジェクト 主任研究員
G3. スマートトレーニングでスポーツスキルを磨く
小原和宏 様
Dr. Kazuhiro Obara
旭川医科大学 副学長付 整形外科学講座 助教
G4.スポーツ障害における動作「動力学」解析の研究 ~研究の苦労と挫折~
私はスポーツ専門の医師として、オーバーユースに代表される様々なスポーツ障害を現場で診察し、目視によるフォームチェックをしている。スポーツ障害に至る特異的フォームを解明することが、再発予防につながると考えているからである。しかし、目視のフォームチェックでは発症要因がわからないものが存在し限界を感じていた。そこで、動作解析装置を用いるに至ったが、発症要因を究明するに至るまでは非常に困難な道のりであった。今回の講演では、研究の苦労や挫折、工夫等を紹介させていただく。この講演内容が、これから研究をはじめる方々の一助となれば幸いである。
講演者のプロフィール
Agenda - プログラム
コード説明:G1 ~ G4 ゲスト講演
H1 ~ H4 ホスト企業による講演
17:00 | Opening - オープニング |
---|---|
17:05 |
|
17:35 |
H1 SIMIモーションを用いたスポーツ計測の現状 株式会社フォーアシスト 営業部 高橋隆宜 |
17:45 |
H2 筋骨格シミュレーション AnyBody サンプル事例の紹介 株式会社テラバイト 技術二部 筋骨格技術課 徳永由太 |
17:55 |
G2 自転車の乗車姿勢解析 |
18:25 |
Break - ブレイク |
18:30 |
G3 スマートトレーニングでスポーツスキルを磨く NTTコミュニケーション科学基礎研究所 柏野多様脳特別研究室 スポーツ脳科学プロジェクト 主任研究員 木村聡貴 様 |
19:00 |
H3 StepLab: 歩行分析・AI歩行評価アプリのご紹介 ゼロシーセブン株式会社 取締役CSO 池田隆行 |
19:10 |
H4 「Vicon Nexus Insight」 |
19:20 |
G4 スポーツ障害における動作「動力学」解析の研究 ~研究の苦労と挫折~ 旭川医科大学 副学長付 整形外科学講座 助教 小原和宏 様 |
19:50 |
Closing - クロージング |
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Host Speakers - ホスト企業による講演
H1. SIMIモーションを用いたスポーツ計測の現状
SIMIモーションは1992年ドイツに設立し、DLTをベースとした光学式2D/3Dモーションキャプチャシステムです。現在における特徴はAIを用いたマーカーレスモーションキャプチャとして複数のカラーカメラで撮影した人物と道具をシルエットから抽出し、骨格を与えて3次元座標を算出するユニークな構造となっています。今回はこのSIMIを用いたスポーツ計測の現状をご紹介したいと考えています。
ソリューション:マーカーレスモーションキャプチャ SIMIモーション
AnyBody は、モーションキャプチャーで取得した身体運動データを入力して、ヒトの動作時に筋肉・関節に生じる力をシミュレーションする筋骨格解析ソフトウェアです。「筋肉・関節」と聞くと医療分野での適用イメージが先行しがちですが、AnyBodyは我々がふだん使用している工業製品のエルゴノミクス特性評価に広く活用されています。本講演では、筋骨格解析でどのようなことが行えて、社会でどのように活用されているかをダイジェストでご紹介します。
ソリューション:筋骨格解析ソフトウェア AnyBody
Vicon Motion Systems社より、直感的で即時レポートティング可能な画期的なレポートソフトウェアがリリースされます。Nexus2ソフトウェアとシームレスに連携し、自動レポートツールを使用するか、独自のカスタムテンプレートを作成するかにかかわらず、Nexus Insightはレポートに明瞭さをもたらし、データの視覚化、解釈、共有、比較を容易にします。Moveshelf社とのパートナーシップによって、独自のクラウドサービスを利用することができ、データは安全に機密管理され、場所を選ばず共有することが可能です。様々な研究領域、研究者の皆様方にご利用いただける強力なレポートツールになると期待しています。本講演では製品概要と特長をご紹介いたします。
The Venue
会場
本イベントはオンライン形式のウェビナーで開催します。
About JMCA JMCAについて
Japan Motion Capture Alliance – ジャパン モーションキャプチャ・アライアンス
JMCAはモーションキャプチャ関連企業が運営するアライアンスです。ユニークな製品群と良好なチームワークによるソリューションで信頼と実績を積みあげて参りました。
モーションキャプチャは、ヒトやモノの動きを三次元的に可視化・数値化し、定量評価する技術です。活用領域はバイオメカニクス研究から製品ユーザービリティ評価、QOL / QOW評価、エンターテインメント・コンテンツの制作と多岐にわたります。少子高齢化による社会課題の解決にもこの技術は重要な一端を担っており、これからはDX化で垣根を超えたイノベーションが織りなすアートとサイエンスの融合を見据えた視点も必要になると考えます。
JMCAが業界横断的なソリューションを提供する場として機能し、社会課題解決に貢献できれば幸甚です。