このブロックは画面サイズによって見た目が変化する特殊なブロックです
※編集・削除ができる項目も画面サイズによって異なります

詳細はヘルプページの「フローティングメニューブロックの編集」をご確認ください


SPH粒子法解析ソフトウェア


Altair® nanoFluidX

粒子法解析(SPH)ソルバー

複雑な運動を伴う形状や、流体自体の大きな変形(スロッシングやミキシング)がある場合に、自由表面または多相流の挙動を予測するために使用されます。GPUに最適化されており、時間を最小限に抑えることができます。

Altair® nanoFluidX® 機能

シンプルなプリプロセス

従来のようなメッシュは必要ありません。形状をインポートし、要素を選択し、粒子を生成するだけで済むため、プリプロセッシングやメッシュが適切であることの検討に余計な時間を割く必要がなくなります。

高密度比の混相流

SPH法を採用したことにより、計算時間を増大させることなく、高密度比の混相流(水と空気など)を難なく扱うことができます。

回転運動

様々な種類の動きを規定できるオプションが組み込まれているため、パワートレイン問題における回転歯車やクランクシャフト、コネクティングロッドなどのシミュレーションも容易です。

一般的な自由表面流れ

パワートレインシステム内のオイルスロッシング、開放環境の自由表面流れ、高加速度下の開放型(または閉鎖型)タンク内流れ、これらと同様の現象をシミュレートできます。

タンクスロッシング

タンクスロッシングのシミュレーションでは、車に極端な加速度が生じるとき(制動時や突然の車線変更時)にタンクや車両にかかる力を正確に評価できます。

剛体の運動

回転運動以外にも、入力ファイルで規定されている要素の軌道を扱うことができます。任意の並進運動をする固体と周囲の流体との相互作用を解析できます。任意の並進運動をする固体と周囲の流体との相互作用を解析できます。

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

特徴

GPUコンピューティング
GPUコンピューティングにより、効率の劣るCPUコンピューティングと比較してパフォーマンス面で大きな優位性が得られるほか、消費電力も節約できます。科学計算や工学計算の分野では、GPU革命が急速に進展しており、nanoFluidXは、この技術を利用した先駆的な商用ソフトウェアパッケージの1つとして、製品開発全体を大きく加速させようとしています。

比較のため、1350万粒子からなる複雑なダブルクラッチトランスミッションの実例を用いて、3000 RPMの基準回転数と3.4秒の物理的時間におけるシミュレーションが、nanoFluidXとCPUベースの商用SPHコードで行われました。CPUコードの方は32コアのシステムを使用しましたが、nanoFluidXは、NVIDIA Tesla V100を4基搭載したシステム上で実行されました。結果として、nanoFluidXの計算時間は48時間であったのに対し、CPUコードの方は255時間でした。これは530%のスピードアップに相当し、同時に865%の省エネも達成できました。
*エネルギー消費についての仮定: 周辺機器は除く。8コアCPUの場合は95W、Tesla V100の場合は250 W

標準的な有限体積法のCFDコードを使用した場合、このように複雑なジオメトリのシミュレーションは、初期化することさえできないでしょう。仮にできたとしても、プリプロセシングに数週間もかかり、そのシミュレーションの計算コストは莫大なものになります。

下の図は、32コアのCPUシステム(Intel Xeon E5-2665)での計算と、NVIIDIA Tesla V100 GPUカード4基でのnanoFluidXの計算の比較を示します。

ハードウェア構成
nanoFluidXチームは、NVIDIA Tesla V100、P100、およびK80の各アクセラレータを推奨しています。それらはデータセンターの科学計算用として実績のあるGPUカードであり、nanoFluidXはそれらを用いて徹底的にテストされてきたからです。Nvidia Tesla Mシリーズ(M40、M60)もnanoFluidX の実行に適していますが、これらのカードは単精度でしか有意な性能を示しません。倍精度での実行は本質的に不可能です。

他のいくつかのNVIDIA GPUカード(Quadroシリーズ、GeForceシリーズ等)は、原理的にはnanoFluidXに適した計算能力を有しています。しかしながら開発チームは、これらのカード上でのnanoFluidXの精度、安定性、および全体的性能を保証していません。NVIDIAの現行の使用許諾契約(EULA)では、非Teslaシリーズのカードを4 GPU以上バンドルして、計算リソースとして商用利用することを禁止しているので注意してください。

また、このコードには最適なハードウェア使用率を保証する動的ロードバランシング機能があり、マルチノードのクラスター上でも実行できます。

推奨ハードウェア

  • 64 GB以上のRAM
  • CPUコア数はGPUデバイス数と同じにする必要があります。GPUデバイス間のメッセージ受け渡しはCPUによって処理されます。理想的には、結果出力等の計算オーバーヘッドをいくらか確保するために、CPUコア数は使用可能なGPUデバイス数をわずかに超えたほうがよいです。
  • 2TB以上のHDD空き容量
  • マルチノードシステムのためのInfinibandまたはOmniPath接続


サポートプラットフォーム

  • GCC 4.4.7以降およびGLIBC 2.12を搭載した全てのUnixベースのOS(RHEL 6.xおよび7.x、互換性のあるScientific Linux、CentOS、Ubuntu 14.04および16.04、OpenSUSE 13.2など)
  • NVIDIA CUDA 8.0およびOpenMPI 1.10.2 – バイナリに同梱

ギャラリー

私たちがお手伝いします

《お問い合わせフォーム》

以下のフォームからお問い合わせください。

フォームから送信された内容はマイページの「フォーム」ボタンから確認できます。
送信

個人情報の利用目的
当社は、当社が収集した個人情報について、以下の目的で利用します。

  • 当社または当社提携先の販売・提供する商品(ソフトウェア、ハードウェ ア、測定サービス)これら商品に関連するサービス(コンサルティング、教育)の営業活動(紹介、宣伝、提案、契約)をおこなうため
  • お客様に商品・サービスの提供・配送をおこなうため
  • お客様にアフターサービス・サポートサービスを提供するため
  • 当社が主催または参加する催しに関する案内をおこなうため
  • 上記の目的で第三者への提供をおこなうため(ここでの第三者とは、商品・サービスの開発元、販売元、代理店、提携先及び当社 が参加する催しの主催者をさします。)
  • お客様に当社サービス改善のご意見を伺うため
  • 当社が発行するメールマガジンをお客様に送付するため
  • 当社のグループ会社と共同利用し営業活動をおこなうため


当社の個人情報の保護方針 については、<個人情報保護方針>をご確認ください。
株式会社テラバイト 個人情報相談窓口  TEL:03-5818-6888